オリオンビールとは

オリオンビールとは沖縄で50%シェアを誇る沖縄で一番飲まれているビールなのですが、
日本全体でみるとオリオンビールのシェアは約1%前後のシェアで
最下位の5位となっています。この数値だけみると、
日本全国ではオリオンビールを知らない方が多いということになりますが、
沖縄では圧倒的なシェア、そして最強のビールということで、
地ビールのような感じですね。

何故オリオンビールは沖縄で圧倒的なシェアを誇るのかというと、
色々な要因がありますが、一番分かりやすい理由としては「価格が安い」
ということです。実は、沖縄ではオリオンビールは他の銘柄と
比べて圧倒的に安い価格で売られているのです。

例えば、沖縄のスーパーで売られているビールの値段を比較すると、
日本の大手ブランドであるキリンビールやアサヒビール、
サッポロビールといった銘柄が店頭では230円位で売られているわけですが、
オリオンビールはびっくり価格の165円位で売られているのです。


オリオンビールの特徴


「オリオンビールは普通のビールとは違うの?発泡酒?」
と思ってしまうほどの価格ですが、発泡酒ではありません。

では何故オリオンビールだけが安いんでしょうか。

この価格の差が生じる理由は実はあるんです。
それは、1972年の沖縄の本土復帰の際の「復帰特別措置法」により、
酒税が安くなっているためなのです。そう、税金が安い分、
オリオンビールが安いということなのです。

オリオンビールの名前の由来は、昭和33年に一般公募で決められたのですが、
約2,500通もの応募が寄せられたそうで、
その中から「オリオン」が選ばれたのです。

オリオンとは「南の星」であることや、
当時沖縄を統治していた米軍の司令官がスリースターの紋章をつけていたことに由来するそうです。

オリオンのロゴの由来は、1文字目の「O」の意味することは
「未完成の円」ということで、オリオンビールは「常に未完成」
であることと位置づけられており、
これはオリオンビールが常に理想を追い求めるという意味が込められているのです。